
斉藤和巳(2004)10勝7敗 6.26 を1試合ごとに検証してみた。
斉藤和巳(2004)10勝7敗 6.26 を検証してみた |
1: |
2004年の斉藤和巳は |
22登板 10勝7敗 138.0回 6.26(自責96) |
と規定投球回に到達した中では歴代ワーストの防御率6.26を記録しながら2桁勝利を達成している。 |
こんなとんでもない成績は果たして本当に起こりえるのか。 |
1試合ごとに検証してみた。 |
2: |
1試合目 |
2004年3月27日 |
オ 020 000 100 │3 |
ダ 030 000 01x │4 |
2004年の開幕戦。 |
先発はダイエーが斉藤和巳、オリックスは具台晟。 |
斉藤は9回を7安打3失点に抑えて見事今シーズン初白星を手にする。 |
ここまでの成績 |
1登板 1勝0敗 9.0回 3.00(自責3) |
3: |
2試合目 |
2004年4月3日 |
ダ 000 000 011 │2 |
ロ 001 030 10x │5 |
先発は斉藤とミンチー。 |
斉藤は7回を4失点でマウンドを降りる。 |
打線はミンチーに7回まで無得点に抑え込まれ、芝原のソロホームランなどで2点を返すも反撃はここまで。 |
ここまでの成績 |
2登板 1勝1敗 16.0回 3.94(自責7) |
4: |
3試合目 |
2004年4月10日 |
日 014 004 020 │11 |
ダ 000 100 000 │1 |
先発は斉藤と正田。 |
斉藤は5回と3分の1を投げて8安打4四球9失点の大炎上。 |
防御率も一気に3点近く悪化した。 |
ここまでの成績 |
3登板 1勝2敗 21.1回 6.75(自責16) |
5: |
4試合目 |
2004年4月17日 |
ダ 000 240 001 │7 |
西 033 000 002x│8 |
先発は斉藤と石井貴。 |
斉藤は3回を投げ6失点とまたも背信投球。 |
5回に打線が追い付き斉藤の負けは消えたものの、結局最後は9回に登板した水田章雄が打たれサヨナラ負け。 |
斉藤の防御率はとうとう8点台に到達した。 |
ちなみにこの日ダイエーが取った7点のうち5打点は城島によるもの。 |
ここまでの成績 |
4登板 1勝2敗 24.1回 8.14(自責22) |
6: |
続けろ |
7: |
4登板で自責22て |
8: |
この時代にJがあったら蔑称まみれになってそう |
9: |
斉藤和巳のwiki見た時この成績ほんま意味不明やったわ |
10: |
2003と2005がエグいからこの2004が更に目立つのよね |
11: |
5試合目 |
2004年5月23日 |
ダ 000 210 001 │4 |
西 100 001 000 │2 |
先発は斉藤と松坂。 |
斉藤は恐らく2軍で調整していたのだろう。約1か月ぶりの登板となった。 |
西武のエース松坂が5回3失点で降板する一方で、斉藤は8回を2失点に抑える力投。 |
最後は三瀬が締め、開幕戦以来の勝ち星を手にした。 |
ここまでの成績 |
5登板 2勝2敗 32.1回 6.68(自責24) |
12: |
6試合目 |
2004年5月30日 |
ダ 104 071 410 │18 |
オ 030 002 001 │6 |
先発は斉藤と小倉。 |
両チーム合わせて6本のホームランが飛び出すバカ試合。 |
ダイエー打線は小倉を3回5失点でノックアウトし、続いて登板した谷中や萩原にも自責点6をつけ防御率を破壊、最終的には18点をあげる。 |
だが斉藤もピリッとせず、勝ち投手にはなったものの6回5失点で降板している。 |
ちなみにこの日は城島が2本の本塁打を含め6打数3安打6打点の大活躍。 |
ここまでの成績 |
6登板 3勝2敗 38.1回 6.81(自責29) |
13: |
城島打ちすぎィ! |
14: |
7試合目 |
2004年6月6日 |
ダ 010 000 060 │7 |
西 150 000 000 │6 |
先発は斉藤と張。 |
初回と2回で計6点取られたものの、斉藤の自責点は3であり、結果的に7回を6安打6四球の自責3でQSを達成している。 |
打線は張を打ちあぐねていたものの、8回に登板した森慎二を攻め井口のホームランなどで一挙6点を奪い試合をひっくり返した。 |
ここまでの成績 |
7登板 4勝2敗 45.1回 6.35(自責32) |
15: |
8試合目 |
2004年6月15日 |
近 000 200 111 │5 |
ダ 020 021 10x │6 |
先発は斉藤とパウエル。 |
斉藤は7回3失点の好投。残り2回を三瀬が抑えて辛くも勝利。 |
ちなみに三瀬の自責点は1。三塁の田中瑞季に2失策がついているので彼のエラーがらみで失点が嵩んだものと思われる。 |
ここまでの成績 |
8登板 5勝2敗 52.1回 6.02(自責35) |
19: |
>>15 |
瑞季なのに応援歌が田中田中田中なの草生えたわ |
21: |
>>19 |
あの時代のダイエー4人くらい田中いたのに結局歌詞変わらんかったな |
16: |
逆山本由伸 |
17: |
9試合目 |
2004年6月22日 |
日 000 000 010 1 │2 |
ダ 000 010 000 2x│3 |
先発は斉藤と立石。 |
斉藤は7回を3安打無失点と好投し、勝ち投手の権利を持ったまま降板。 |
しかし8回に登板した三瀬が打たれて勝ち星は消え去り、更に延長10回には山田秋親が勝ち越しを許す。 |
だが最後は代打の荒金がサヨナラヒットを打って劇的な勝利を収めた。 |
斉藤の防御率もとうとう5点台になり、随分見栄えが良くなってきた。 |
ここまでの成績 |
9登板 5勝2敗 59.1回 5.31(自責35) |
18: |
ここまで平均6イニング以上投げてるな |
勝ちも稼いでるし賛否分かれそう |
20: |
10試合目 |
2004年6月29日 |
ダ 001 005 000 │6 |
オ 001 131 03x │9 |
先発は斉藤とフィリップス。 |
斉藤は谷や塩崎にホームランを打たれるなど5回5失点で降板。 |
6回に味方が同点に追いつき負けは消えたものの、後続が打たれ試合には敗れる。 |
ここまでの成績 |
10登板 5勝2敗 64.1回 5.60(自責40) |
22: |
11試合目 |
2004年7月6日 |
西 000 450 003 │12 |
ダ 000 010 010 │2 |
先発は斉藤と松坂。今季2度目の顔合わせである。 |
しかし斉藤は4回と3分の2を投げ、若手時代の中島にホームランを打たれるなど8安打6四球9失点の大炎上。 |
一方の松坂も5回1失点で降板した。 |
ここまでの成績 |
11登板 5勝3敗 69.0回 6.39(自責49) |
23: |
よく二軍落ちなかったよな |
24: |
12試合目 |
2004年7月16日 |
ダ 000 200 003 │5 |
近 000 200 91x │12 |
先発は斉藤と高木康成。オールスター明け第1戦。 |
斉藤は6回までいてまえ打線を2失点に抑えていたが、7回に捕まり1死も取れず降板。 |
後続も打たれて結果的に6回6失点となり4敗目を記録してしまう。 |
なお高木は1回無失点で降板し、山村がその後4イニングを投げている。 |
何かアクシデントがあったのだろうか。 |
ここまでの成績 |
12登板 5勝4敗 75.0回 6.60(自責55) |
25: |
思ったより安定して6点代やな |
26: |
スコアが異次元すぎて草 |
27: |
13試合目 |
2004年7月23日 |
ロ 020 200 000 │4 |
ダ 320 010 00x │6 |
先発は斉藤と清水直行。 |
序盤からの大量リードにも助けられ、斉藤は5回4失点でかろうじて勝ち星を手にする。 |
ちなみに清水はこの時点で6勝9敗 3.37。 |
ラピッド時代では優秀(この年の最優秀防御率は松坂の2.90)といえる防御率ながら斉藤と同じ勝ち星である。 |
ここまでの成績 |
13登板 6勝4敗 80.0回 6.64(自責59) |
28: |
ほぼ防御率倍で草 |
29: |
14試合目 |
2004年7月30日 |
日 000 000 020 │2 |
ダ 002 100 20x │5 |
先発は斉藤と金村。 |
斉藤は7回を2安打無失点の好投を見せる。 |
8回に山田秋親が捕まり2点を失うものの、危なげなく7勝目をマーク。 |
ここまでの成績 |
14登板 7勝4敗 87.0回 6.10(自責59) |
31: |
おっ、いけるか? |
32: |
15試合目 |
2004年8月6日 |
ダ 201 603 101 |14 |
オ 100 002 101 |5 |
先発は斉藤と金田。 |
序盤からダイエー打線が爆発、バルデスの16号や松中の36号が飛び出し金田を4回途中6失点でノックアウト。 |
しかし斉藤は7回までに13点の援護をもらいながらも6回3分の2を4失点とピリッとしないピッチングで降板。 |
以後は松修康、河野昌人、馬原孝浩のリレーで逃げ切る。 |
ちなみにこの辺りからアテネ五輪が始まる為各球団から2名ずつ引き抜かれる。 |
ダイエーからは和田と城島、オリックスからは谷と村松が選出された。 |
正捕手が抜けたダイエーはこの試合田口昌徳をキャッチャーとしてスタメン起用している。 |
ここまでの成績 |
15登板 8勝4敗 93.2回 6.05(自責63) |
34: |
16試合目 |
2004年8月13日 |
近 000 000 000 |0 |
ダ 000 103 10x |5 |
先発は斉藤とバーン。 |
斉藤は9回を2安打無失点でなんと今季初完封をあげる。 |
完投も開幕戦以来4か月半ぶり。防御率を一気に0.5以上良化させた。 |
なお近鉄はアテネ五輪で中村紀洋がいない為、クリーンナップは益田、北川、マリオがつとめている。 |
ここまでの成績 |
16登板 9勝4敗 102.2回 5.52(自責63) |
35: |
あっ... |
36: |
17試合目 |
2004年8月20日 |
ダ 001 000 000 |1 |
ロ 300 101 00x |5 |
先発は斉藤と渡辺俊介。 |
渡辺俊介が9回1失点で完投勝利、今季10勝目をマークする。 |
一方の斉藤は6回5失点と前回の好投が嘘のようなピッチング。 |
ロッテはベニーが3打点フランコが2打点と2人で全打点を叩きだした。 |
ここまでの成績 |
17登板 9勝5敗 108.2回 5.63(自責68) |
37: |
5点台やんけ!良化したな(適当) |
38: |
7回3失点とかで安定して勝ててるのスゲーわ |
40: |
負けないエース |
42: |
ファンは当時どう思ってたんや |
43: |
18試合目 |
2004年8月27日 |
ダ 511 500 710 |20 |
西 301 000 000 |4 |
先発は斉藤と三井。 |
ダイエー打線が大爆発、とうとう20点の大台に乗ってしまう。 |
4番松中が5打数4安打(1本塁打)5打点、ズレータが4打数4安打(2本塁打)7打点の大活躍。 |
斉藤も序盤こそ不安定だったが、中盤以降は0に抑えて4失点完投勝利。 |
今季10勝目をマークした。 |
ちなみに五輪組も帰ってきたようで、城島が終盤に代打として1打席立っている。 |
ここまでの成績 |
18試合 10勝5敗 117.2回 5.51(自責72) |
44: |
19試合目 |
2004年9月3日 |
ダ 310 000 200 |6 |
近 020 002 000 |4 |
先発は斉藤と高村。 |
打線は松中の40号が飛び出すなど高村を2回4失点でマウンドから引きずり下ろす。 |
しかし援護をもらった斉藤も近鉄打線に捕まり、5回3分の1を4失点。 |
勝ち負けこそつかなかったものの防御率はやや悪化した。 |
ここまでの成績 |
19登板 10勝5敗 123.0回 5.56(自責76) |
45: |
20試合目 |
2004年9月11日 |
近 300 610 001 |11 |
ダ 000 000 020 |2 |
先発は斉藤とパウエル。 |
斉藤はまたも近鉄打線に捕まり3回3分の1を投げて9失点。 |
防御率も再び6点台の大台に突入した。 |
一方のダイエー打線は8回に井口と松中の2者連続ホームランが飛び出すも焼け石に水だった。 |
ここまでの成績 |
20登板 10勝6敗 126.1回 6.06(自責85) |
46: |
21試合目 |
2004年9月17日 |
西 030 002 010 |6 |
ダ 010 001 000 |2 |
先発は斉藤と松坂。今季3度目の顔合わせ。 |
松坂は7回をズレータと井口のソロの2失点で抑え10勝目をマーク。 |
一方の斉藤は8回をなげ13奪三振を奪うも被安打6四死球3の6失点で7敗目。 |
ここまでの成績 |
21登板 10勝7敗 134.1回 6.10(自責91) |
47: |
22試合目 |
2004年9月23日 |
日 001 400 100 000 |6 |
ダ 000 001 230 001x|7 |
先発は斉藤と江尻。 |
今季最終戦は延長12回までもつれる大接戦となる。 |
投入した投手は日ハムが7人、ダイエーが8人の総力戦。 |
最後は井口が入来からサヨナラホームランを打って試合を決めた。 |
斉藤は3回3分の2を5失点と最後まで締まりのないピッチングをするも、降板後に打線が追い付き黒星は消えた。 |
48: |
最終成績 |
3/27 ○ 9.0回 自責3 QS |
4/03 ● 7.0回 自責4 |
4/10 ● 5.1回 自責9 |
4/17 - 3.0回 自責6 |
5/23 ○ 8.0回 自責2 HQS |
5/30 ○ 6.0回 自責5 |
6/06 ○ 7.0回 自責3 QS |
6/15 ○ 7.0回 自責3 QS |
6/22 - 7.0回 自責0 QS |
6/29 - 5.0回 自責5 |
7/06 ● 4.2回 自責9 |
7/16 ● 6.0回 自責6 |
7/23 ○ 5.0回 自責4 |
7/30 ○ 7.0回 自責0 HQS |
8/06 ○ 6.2回 自責4 |
8/13 ○ 9.0回 自責0 HQS |
8/20 ● 6.0回 自責5 |
8/27 ○ 9.0回 自責4 |
9/03 - 5.1回 自責4 |
9/11 ● 3.1回 自責9 |
9/17 ● 8.0回 自責6 |
9/23 - 3.2回 自責5 |
22登板 10勝7敗 138.0回 6.26(自責96)QS率31.8%(7/22) |
49: |
結論 |
確かに斉藤和巳は防御率6.26で10勝していた。 |
これは毎試合炎上しているわけではなく好投と炎上と大炎上を繰り返すピッチングだったこと、 |
3冠王の松中(.358 44 120)を始め、城島(.338 36 91)、井口(.333 24 89)などを有するダイエー打線が強かったために少々失点をしても勝ち投手になれたことが原因と考えられる。 |
しかしここまで背信投球を続けながらも5月以降はずっと一軍で投げ続けていたことは不思議である。 |
当時の状況は分からないが、前年20勝を挙げたエースを信頼していたのか、或いは五輪で和田が、ブルガリアで杉内が抜けたために投手の台所事情が厳しかったのか。 |
50: |
以上や |
連投規制に引っかかって時間かかってしもたわすまんな |
51: |
まだ壊れてなくても痛かったんやろなぁ |
なんJ 2ch 5ch スレ まとめ 2ちゃんねる 5ちゃんねる