東大卒で無職の話だけど質問ある?
東大卒で無職の話だけど質問ある?
どうぞ
学部は?
>>
ガチで法学部
大学三年の秋、周りは就活モード。
でも俺は「まだいいや、10月だろ、馬鹿かこいつらw」
って感じだった
んで、みんながインターンとか説明会行きまくってる中、俺は日々バイトに
明け暮れた。
法学部だったがまぐれでうかったようなもんだし、弁護士にも官僚にも興味はなかった
東大法学部卒の肩書きも無意味なわけですねw
俺は居酒屋で働いていた。
週に五回。
小さい居酒屋だったからもう店長の次のポジションくらいの位置にいた
就活自体しなかったの?すれば余裕で民間の内定取れたんじゃね?東大だし
>>
多分普通にとれてたと思う。
冬のある日、店長が
「お前うちに就職しない?この店任せられるのお前くらいしかいないんだ」
店長は他にも居酒屋やってて、そっちにも顔出す必要があるみたいで忙しくなるらし。
んで俺に店長やってくれ、と。
「いやいや、結構っすww」
こっちは東大だぞ。なんで居酒屋なんだよwって感じ
>>
そう思うならなんで就活しなかったの? 単に逃げてただけでしょ?
どうせまだ若いんだろ、間に合うよ
>>
まあ話を聞いてくれ
公務員試験うけたらいいのに。
2種くらいなら楽勝でしょ
んで、そんな俺は店長の申し出を断った
店長はガチで俺に頼みたかったらしく、顔をあわせる度に御願いしてきた。
それがだんだんうざくなってきたのがちょうど12月
学校は冬休み。俺はバイト。友達は就活。
1月のある日、友達から電話がきた。
友「お前リクルートのインターン行く?結構いいらしよ」
俺「あ?インターン?いやいいや申し込んでないし」
友「絶対行ったほういいって!」
俺はリクルートなんか興味なかったし正直だるかったから断った
つーか、売り手市場なんだからインターンなんか行かなくても余裕だろ、東大だしw
という気持ち
1月も半ばになり、テスト勉強を始めた。
やっぱり法学部のテストはきつい
このときバイトは二週間の休暇をもらった。しかし店長の電話が毎日鳴る
「店長やらないか」と。
正直うざくなり、俺はだんだん電話に出なくなった
んで、テストはなんとかうまくいった。
就職についてはノープラン。
バイトも店長の電話しかとしてたから行きづらい
結局、だるすぎて電話でバイトをやめることを店長に告げた。
めっちゃ引き止められたけど、やめました
三月
そろそろあせり出した。
ゼミの友達は、外資系金融とかベンチャーとかからすでに内定もらっていた。
というか、気づいたら三月末時点でゼミで内定一個もないのは俺ともう一人の婦女子だけだった。
>>
俺は三月もほんと下旬にはじめてリクナビに登録した。
で、興味ある企業にエントリーするみたいなんだが、興味あるとこがない。
ま、どこでもいっか。東大だしどこでもうかるだろww
とりあえず大手の食品メーカーにエントリー。
誰もが知ってる有名企業だったけど、なぜか内定とる自信があった。
とりあえずエントリーシートというものを書くらしい。
「あなたが学生時代取り組んできたこと」
バイトくらいしかねぇな。
「あなたを色にたとえると?その理由は?」
なんだこれww
「あなたは10年後何をしていると思いますか?」
知るかww
まあ適当に完成させたわな。
んで提出。
後日、リクナビからメールが届いていたので確認。
おお、俺がエントリーした会社からだ!面接の案内かな?
そんでそんで?
「慎重に検討させていただきました結果、
今回はご縁がなかったとゆーことで・・・」
こ れ が お い の り か
俺の目の前は暗くなった。
自信とプライドのすべてが崩壊。
しかも馬鹿だった俺は他社に全くエントリーしていなかった。
>>
正直東大っていうだけで、エントリーシート通ると思ってた。
>>
会社による。エントリーシートが深い企業はそんな甘くない。
4月中旬
ゼミの婦女子にも内定が出たらしい。みずほ銀行。
2chでは馬鹿にされてるが、当時の俺からしたら羨ましく妬ましかった。
俺は焦ってはいたものの、なぜかやる気は出なかった。
新入生たちのテンションの高さがむかついた。
幸い友達だけはそこそこ多かった俺。後日早稲田に行った友人から久々に電話が。
友「久しぶり!就活どうよ?」
俺は嘘をついた。
俺「まあぼちぼちかな」
友「どっから内定もらった?」
俺「はは、秘密wwお前は?」
友「俺は、もう就活終えたよ。糖蜜(三菱東京UFJ銀行)、野村、キーエンス、富士フィルム、リクルート
から内定出てて、今先輩の話とか聞いて悩んでる最中だよ」
俺「へー」
友「お前東大だからもっといいとこから内定出たっしょ?教えてよ」
俺「まあまあ。今度な」
死にたくなった
東大なのに居酒屋でバイトしてるんだ
東大生は家庭教師とか塾講師ばっかりだとおもってた
>>
結構みんないろんなバイトしてるよ
そんでいよいよ俺のケツにも火がつき始めた。
ゼミの仲間は口では応援してくれているが、明らかに冷ややかな目で見てた。
教授も、内定一個もないことで軽く軽蔑した眼差しを向けていた。
俺は再びリクナビを開いた。
とりあえず残ってる有名企業すべてにエントリーした。
そしたら、某東証一部上場メーカーから一次通過のお知らせ。
よしきた!次は面接だな。
俺は意気込んで面接に向かった。正直説明会にも未参加だったのでスーツを着たのは入学式以来。
本社到着。ドキドキ。
待合質で待たされる。俺以外に20人くらいいたな。
そしたら隣のやつが話しかけてきた。
「就活どうですか?」
正直うざい。ほっとけ。
と思いつつも
俺「ぼちぼちですよ」
と返す。すると
「大学はどちらですか?」
このときを待っていた。
俺「東大です」
相手の驚愕に満ちた表情、恐れ多いことを聞いてしまったというツラ。
快感だ。
「すごいですね!僕なんか駒沢ですよww」
こ ま ざ わ wwww
ダメパターンの王道を行ってるね
俺「あ、そうなんですか、お互いがんばりましょうね」
勝ち誇った表情の俺。
駒沢「東大ってことはもうどっか内定もらってますよね?」
uzeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!
俺「・・・うん、まあ一応」
ここまで話したところで駒沢が呼ばれた。
せいぜい落ちて来い。
クズすぎわろた
するとすぐに俺も呼ばれた。
面接は初めてだけど、俺会話は普通にできるし、いけるっしょ。
面接会場は、広い部屋をパーテーションで区切ったような臨時の部屋だった。
中にはおっさんがいる。
俺「失礼します!」
ここは元気にいこう。
俺「東京大学法学部四年、○○です!よろしくおねがいします」
お「はい、じゃあ座ってください」
こいや。
がんばれ~!!
お「じゃあまず、あなたが当社を志望した理由を教えてください。」
俺「はい、・・・・・・・」
理由?????
ねーよ。内定とりたいからに決まってるだろ。
とりあえず、そのメーカーのいいところとか社会への貢献度とか適当にしゃべっといた。
HPくらい見るべきだったな。
お「んじゃ、あなたの学生時代取り組んだことを教えてください。」
これはいける。俺はバイトのことをしゃべりまくった。
お「最後に、何か質問はありますか?」
俺「ないです!」
お「じゃ、以上です」
俺「ありがとうございました!」
颯爽と部屋を出る。
手ごたえ十分。
>>
「最後に、何か質問はありますか?」って質問はけっこう重要なのに・・・
ないです!www
人事に聞いたが、結構見た目重視するらしいよ
顔がいやらしい奴とかブサイクとか暗そうな奴は基本的に採用しないらしい
三日後、メールボックスにその会社から連絡が。
よし、二次進出ケテーイフラグだなww
???
「ご縁がなかったということで」
祈られた。
俺乙。
なんだ面接ごとき勝ち残れない負け組みか。
正直何がいけなかったのかわからなかった。
俺ちゃんとしゃべれてたろ・・・・
早稲田の友人に相談しようかと思った。やつは頭もいい、人望もある。
要はリア充。
しかし俺のプライドはそう簡単には揺らがないのだよ。
>>
しかし、それは俺のプライドが簡単に許さなかった
じゃないのか?
>>
そう、それがいいたかった
俺はゼミに出ても
「○○君、内定とれた?」
という言葉に正直嫌気がさしていたので基地外を気取ることにした。
何を質問されても
「それが君にとってそんな重要なことなのかな?」
と返すようにしていた。
そんなだから、ゼミからはきもい目で見られ、はぶられはじめた。
>>
あれか、厭世主義か。
東大生が言ったら説得力あるな。
「こんな事はむなしい」とかなんとか
>>
だが東大生だらけのとこで言ったらやっぱただの邪気眼扱いだろなw
まぁ東大に入るってだけに固執しすぎて
どんな職業に就きたいか 卒業の時になって困るっていうのは学歴厨にありがちな話。
五月、GWに突入。
このころから大手総合職の持ち玉が急に減り始める。
そして東大で内定持ってないやつの数も減り始める。
内定もってないのは、公務員コース、資格コース、そして俺。
GW中みんなは遊びまくってたが、俺は一人でときメモをやっていた。
五月はパン職(一般職)の募集が多い。
しかしパンなどいってたまるか!最高学府最高学部だぞ俺は!
と思いつつ大手銀行のパンにもエントリー。
書類は通過。
しかしなぜかまた一次面接で死亡。
>>
学歴がモノ言うのは書類までだと言うことが判った。
ちなみに学歴が凡だと有名企業からは書類に対する返事すら来ないwww
公務員試験受けなよ
今年はもう間に合わないけど
職場にⅠ種の京大卒がいるよ
私はⅡ種
東大卒はブランドとして役に立つだろ
起業すれば
五月はパンを二社受けて全滅。ちなみに面接官に質問はした。
ここで、恥を捨てて誰かに相談しようと決めた。
俺は、地元出身で東京にいるやつで、まだ内定出てなさそうなやつをアドレス帳から探した。
いた。
明治にいった友人Yだ。
こいつは部活推薦で明治に入ったが頭は悪い。筋肉馬鹿だから内定ないだろ。
電話をかけた
俺「おう、Y、久しぶり。就活どう?(どうせ無い内定だろw)」
Y「あ、俺もう決まったよ」
俺「(嘘だろ・・・)へー、どこ?」
Y「日産自動車」
俺「そっか、おめでとう」
Y「ありがとう。ところで何の用?」
俺「ん、いや、暇電ww」
Y「俺は忙しいからまたな!」
ブチ
ツーツー
泣いた
どんなに能力があっても、社交性が無いとだめな現代社会って・・・
とか言う人いるけど、社交性も立派な能力
そういうパターンもまた、単純に能力が無かっただけだよね
六月
この頃になるともう完全に茫然自失でリクナビもほとんど見ていなかった。
親からたまに連絡くると返答に困った。
バイトもしてないので金も少なく、ゼミでは邪気眼を発揮し、毎日がつまらなかった。
そんなこんなでテストも終わり、俺は無い内定のまま夏休みに突入した。
別に、俺は大金が欲しいわけではない。
人並みの生活ができて人並みの幸せがあればそれでいい。
でも、企業はいいところにいきたかった。
それは俺が東大というブランドを持っているからだ。
しかし、東大はすごい大学なのかもしれんが別に俺はすごくない。
入学のために勉強をがんばったのは事実だが、入ってから自己成長したのか問われるとYESではない。
俺には社会に還元できうる価値がない。
そう思い始めたのが夏休みの真ん中あたりだった。
急に何かを悟りだしたな・・・・
人事って見る目あるんだな
夏休みの大半はゲームをやっていた。
もう完全に就職は放り出していた。
学校もサボりがちになった。
>>
>>
否。19で卒業しました
秋。
もう三年生が就活を始める時期だ。
思えば一年前のこの時期、俺は周りで就活はじめたやつらを馬鹿にしてたなぁ。
バイトで店長の依頼断ったよなぁ。
依頼??
そうだ、あの居酒屋の店長やろう。んでゆくゆくは店舗増やして代表になろう。
たぶんできるべ。俺東大だしww
そんでものすごい久々に店長に電話した。
俺「あ、お久しぶりです」
店「おお、元気だった?」
予想外に優しい対応だったので安心した。
俺「はい!・・・えーとですね、急な話なんですが、店長を継ぐ件、俺にやらせてもらえませんか?」
店「え?だってあんなに嫌がってたじゃん」
俺「ええ、でも考え変わったんです!」
店「そうか、でも、もう遅いよ。今はIさんがやってるからさ」
Iさんとは、俺のあとにバイトに入ってきた高卒フリーター野郎だ。
俺が・・・東大生の俺が受け継ぐはずのポジションを高卒フリーターが・・・?
俺「マジすか・・・わかりました」
電話を切って俺は泣いた。
絶望のふちにたたされた俺はいよいよやばいということに気づいた。
卒論もある。内定はない。周囲からはもはや何も言われなくなった。
そんなある日、ネットでおもしろいものを見つけた。
インターンシップ。
そういや昔、友が俺を誘ってたなぁ。
某ベンチャーのインターンは、日給一万が出て、さらにそこでいい評価を出せば内定ももらえるという。
やるしかない。これで最後だ。
俺は東大生としての自分に確かに酔っているが、もうそんなのは気にしないようにしよう。
俺は早速エントリーした。
>>
その日給の出るインターンってどこで応募してた?
探しても、交通費くらいしかでないとこばっかり
>>
ワークスアプリケーションズで検索してみ
もう仕事にいかなくちゃなんないので
とり
>>
25歳独身職なしでございます
後日、説明会兼筆記試験へ。
会場には大学三年ばかりだったが四年もちらほらいる。
とある四年に話しかけた。
俺「どうも。まだ就活って続けてるんですか?」
男「いや、もう内定は持ってるよ。このインターンはアルバイトって感じw」
俺「まあ、確かにお金はもらえるからね」
男「そうだな。だってこんな会社内定もらってもいきたくないっしょww」
てめぇ・・無い内定東大生の前でえらそうに・・・・
男「大学どこ?」
俺「ああ、東大です」
どうだ、見たかww
男「あ、じゃあ同じじゃんw俺も東大」
どーん
これは普通に面白い。
俺「学部は?」
男「工学部だよ」
俺「ほう、俺は法学部だ」
一瞬男の顔に焦りが見えた。
どうだww
男「内定どこからもらった?」
俺「秘密だよwwあんまり人数とらないとこだし」
今思うと全然秘密にする理由になっていない。
男「へー。俺外銀と野村IBでまだ正直迷ってんだよね・・」
害銀?IBってなに?鉛筆の種類?
俺「まあ、お互いがんばろう」
筆記試験は簡単だった。
当然のごとく通貨し、後日グループディスカッションへ。
大学は現役で入ったの?
>>
現役です
東大なら銀行いけば一発だろ まだメガバンク募集してるしどんなにあれでも東大なら上いけるから
東大落ち慶応の知り合いがいっつもそれで嘆いてる
GDでは、テーマが与えられた。
確かお題は
「日本の国際競争力を高めるにはどうしたらよいか」
だったと思う。
みんな「は?」って顔だった。特に三年Fランの馬鹿たちはな。
そしていきなりGDは始まった。時間は15分。
この間にみんなで意見をまとめて最後に代表者が発表するらしい。
面子は
・俺(東大四年)
・エビちゃんに少し似てる女(立教三年)
・豚女(なんとか女子大四年)
・キモピザ男(東工大三年)
・DQNピアス男(東洋三年)
スタート!
ピザと豚でわけんなよwwwww
いきなりキモピザが話しはじめた
ピザ「じゃあ、まず、今の日本の世界における現状から、意見を言っていきましょう」
ピザは見た目はキモいがしゃべれるしリーダーはこいつに任せよう。
豚「じゃああたしいいですか?とりあえず今の日本はだめだと思います!」
・・・・・
なにがだよ。
豚のKY発言にとりあえずみんなうなずくだけ。
ピザ「じゃあDQNさんどうですか?」
DQN「んー、経済成長期の頃の競争力は確か世界一位レベルでしたよね。現状は20位前後まで下がっているそうです。
早急に手を打たねばなりませんが、そのためには根本的な政治体制を変えるべきです。」
ほう、なかなか言うではないか。
GDは優秀なヤツが多すぎて困る
ピザ「確かに、政治の根本に革新がなければ変わらないというのも一理ありますね。
例えばフェアトレードについても政治が変わらなければ生産者支援問題は解決できませんからね」
フェアトレードってなに?
ピザ「じゃあエビさんどうですか?」
エビ「あ、私も同じですぅ・・・」
上目遣いにむかついたがちょっとかわいいから許す
ピザ「わかりました。1さんはどうですか?」
俺「はい、あの、国際競争力、は、あの、」
やばい、しゃべれない。
そう、ここで俺が面接で通過しなかった理由がわかった。
友達や知人となら話せるんだが、緊張する状況で初対面のやつと話すと必ずどもる。
しかもいつも話したいことの10%もいえない
1/10の純情な感情ですね、分かります
面接はしゃべれたんじゃないのかw
>>
あらかじめ用意した答えとかならしゃべれる。
最初のメーカー面接では何も用意しなかったからなw
俺がどもって発言がとまり、気まずい空気が流れる。
ピザ「じゃあまとまったらまた話してくださいね」
このキモピザになら抱かれてもいい。ナイス。
しかし、改めて思うが、このテーマの解決策なんかたかだか学生の身分でわかるわけないだろ。
でも企業はおそらく解決策を考える過程や考え方を評価するんだろうな。
俺は考えをまとめ、どもりながらも発表した。なんて言ったかは緊張のあまり覚えてない。
最後にピザがみんなの意見をまとめて社員の前で発表して終了した。
しかしここからがいろいろ面倒だった。
GDが終わったのは夕方の六時。
ピザ「ねえ、みんなでご飯食べにいかない?」
豚「いいね!!いこいこww」
デブ二人がはしゃいでいる。
エビちゃんは迷ってるようだ。
かわいいから、エビがいくなら俺もいこう。
目的もなく「東大入ればなんとかなるはず。どうせだから法学部いくか」って奴多そう
そし
大抵の人間は周りの就活ムードで影響されて普通に就職するけど
Marchぐらいがちょうど良いような気がしてきた……
俺は、エビが「行く」という前に行くことを告げた。
俺「なあ、エビちゃんも行こうよ。せっかくだしw」
エビ「ごめん、あたしこのあと岩盤浴に行くから・・・」
豚「岩盤浴いいなーあたしもいきたいww」
エビからはスイーツ(笑)のにおいがした。豚には死んでほしかった。
東洋のDQNピアスもバイトあるとのことで離脱。
結果、
キモピザ
豚
俺
という底辺のメンツで飲むことになった。
三人で白木屋に入った。
ピザは三年だが豚は四年だ。一応豚はまだ内定がないらしく、俺と同じ境遇だ。
なんとかして豚と仲良くなり就活の相談できればいいなと思った。
この際東大のブランドなんかもういいや。
ピザ「1さんて東大っすよね?内定もうあるんですか?」
俺はもう嘘をつくのをやめた。
俺「いや、とれてないよ。俺馬鹿だからさw」
ピザ「あはは、すいません笑ってwでも、内定なんてなんの意味があるんでしょうね」
俺「そりゃあとらなきゃ就職できないじゃん」
ピザ「そうなんですけど、そもそも僕は就職っていうことに対して疑問があるんですよ。特に日本のね」
ピザが言うには、「新卒」というものが就活生の最大のブランドであることが間違っている、と。
海外では、大学を出たあとに就活をする国も多いのに日本はおかしい、と。
既卒にも優秀な人材はいるかもしれないのに、新卒重視の傾向になるのは納得いかない、と。
このピザ、俺より若いのにいいこと言うな。
ピザ「つーか、就活っていうもの自体おかしいですよね。
本当に行きたい企業があるんなら、エントリーとかそんなのなしでいきなり会社
行っちゃえばいいんですよ。もちろんアポなしじゃ会ってくれませんけど、それなら
社長に会えるまで何時間でも玄関で待ってればいいだけっす。」
熱い男だなピザは。厚いのは腹の肉だけではないようだ。
俺「確かに枠にはまった型どおりのやり方しかみんなやってないよね」
ピザ「そうなんす。僕なんて直接会社行きますからwうざがられますけど、それで
もうベンチャーから内定もらいましたよ」
まだ三年生なのにこの行動力。太ってること以外で見習う部分は多い。
ピザの行動力凄すぎだろ・・・
ピザに全俺が泣いた
豚が出てこないけどブヒブヒ言いながら食い散らかしてんのか?
ピザは東工大だ。
東工大は世間での知名度、特に文系での知名度は低いが高学歴である。
高学歴でコミュ力があるやつはやっぱすげーな。
豚「ねえねえ、あたしも早く内定欲しいんだけど」
ほざいてろブス。俺はピザと大事な話してんだよ。
そのあと俺ら三人は携帯番号を交換した。
別れ際の
「いつでも連絡ください、僕も1さんからいろいろ学びたいですし」
というピザの言葉に興奮した。
ピザがかっこよすぎる
「いつでも連絡ください、僕も1さんから
(高学歴を鼻にかけてるだけのプライドだけ一人前の男でコミュ力もない
ヤツがどれほどダメなのか)いろいろ学びたいですし」
この日から俺の中で何かが変わった。
残念ながらワークスは落ちた。だがそんなことはどうでもいい。
ちなみにピザは受かった。まあ当然だろうな。豚は落ちた。
俺は、就職するのをやめることにした。
だが、もうときメモはやらない。勉強することにしたのだ。
卒論もやりつつ、とりあえず何か資格を取ってみようと思った。
ピザに相談したら、いい資格を教えてくれた。
簿記、FP、などという運転免許的なメジャー所ではない。
弁理士という資格だ。ピザいわく、難関資格だが今後国際的にも需要は高まるだろう、と。
弁理士の参考書を買ってみた。
が、何書いてるのかさっぱりわからん。特許に関する資格らしい。
とりあえず勉強してみることにした。
今頃かよwwwwwwwwww
大学四年間何してたんだよwwwwwww大学は勉強するところだぜwwwwwwwww
弁理士かーいいなー
勉強は昔から嫌いじゃない。
弁理士の勉強内容は難しい。だけどおもしろい。これを仕事にできたら楽しいだろう。
俺は無事大学を卒業した。もちろん無い内定のままね。
親にはブチ切れられた。
俺は卒業後、夜勤の工場やコールセンターで働きながら勉強した。
自分で言うのもあれだが、かなり勉強したと思う。
その年に弁理士試験を受けたが敗北。
勉強が足りなかったのだろう。
俺は勉強を続けた。
追いついた。俺なんか単位やばくて卒業も危ない。
>>
卒業しないほうが幸せの場合もあるんだぜ( ´ー`)y-~~
>>
いやこのスレ見てたら不安になってきた。浪人もしてるし、さらに留年なんてしたら軽く死ねる。
>>
気にするな。優秀なら関係ない
この頃、ピザは大学四年になっていた。
久々にピザに電話をして飲むことになった。
半年くらいあってなかったから懐かしかった。ピザはさらに太っていた。
俺「どうよ週活」
ピザ「はい、一応決まりましたけど蹴ろうかと思ってます」
俺「え?どこ決まったの?」
よくはわからないが、アクセンチュア?という会社の戦略コンサルティング職と、
ドリームインキュベータだかっていう会社のコンサルティング職らしい。
聞いたこともねーなw
俺「なんで蹴るの?」
ピザ「実は、今自分で立ち上げた会社やってましてw」
ピザは学生起業していた。
事業内容は、ピザが学んできた情報工学の知識でなんかやるらしい。
俺「すげーなw」
ピザ「すごくないですよ。やるかやらないかだけです。
1さんだってもともと優秀なんだからやればできますよ。」
俺「そういえば俺、ピザに進められた弁理士の勉強やってるよ」
ピザ「マジすか?特許に関する事業も今後考えたいんで
もし取ったらうちで働いてくださいよww」
俺「助かるわw」
楽しい飲みだった。いい刺激になった。
やっぱピザはすげー。
ピザテラ良い奴wwww
人間関係だいじだな
>>
ほんとそう思う。
俺は正直ピザには勝てないと思っていた。
だが飲み会で気持ちを固めた。
「こいつを超えてやる」
頭の良さと勉強の出来不出来は違う。ピザは両方できるが俺は頭は悪い。
だが、勉強に関しては負けない。勉強するという努力は俺にもできる。
>>
成長してるwwwwwwwwwwww
そして今年の五月、俺は弁理士試験の短答式試験に合格した。
あとは論文と口述だ。
正直理系の知識も多いのでかなりきついし投げ出したかったこともある。
でも、あきらめない。
俺は絶対に弁理士になる。
ここまで奮起できたのもピザのおかげだろう。
短答式に合格したことをピザに電話で告げた。
ピザ「おめでとうございます!今度お祝いしましょうね」
俺「まだ一次試験に受かっただけだし、きついのはこれからだよw」
ピザ「一次だって、すごいじゃないですか。」
ピザはとことんいいやつだ。そしてとことんデブだ。
今来た支援
最初から読んでる途中でなんだけど入試についていい?
2次の英語と地歴の伸ばし方なんですけど、オレはこうやったみたいな論述対策とか英作対策とかkwskお願いしますw
マックのハンバーガー無料券あげるからwww
>>
東大英語は基礎力が大事。基本を完璧にするまで応用やるな。
地歴は、俺は教科書と資料集だけしか使わなかったな。その代わり徹底的にな。妥協はなしで。
あとZ会。無料券キボンヌ
俺「ところで、ピザは内定どうしたの?」
ピザ「ああ、蹴りましたよw自分でやりたいことやったほうが楽しいですし」
俺「もし事業失敗したらどうすんの?」
ピザ「縁起でもないことをwまあ、倒産しても死ぬわけじゃないし、人生一回なんですから
やりたいことやりましょうよ」
強い男だ。
そして、ピザは続けた。
もうピザは親友の域に達してるなw
ピザ「1さん、御願いがあるんですけど」
俺「なんだよ」
ピザ「僕の会社にきてくれませんか?」
俺「は?」
ピザ「いや、無理ならいいです。もちろんリスクはありますし
すんごい忙しいと思います。軌道に乗るまで経営も大変ですし福利厚生も全然だめです。」
俺「いやいや、俺が言いたいのは、そういうんじゃなくて、俺なんか雇ってもなんもメリットないだろw」
ピザ「特許関係のプロが欲しいんです。僕の研究室でやってることがもしかしたら特許とれるかもしれないんです。」
俺「だったらもっと経験つんだ弁理士がいいんじゃね?」
ピザ「1さんじゃなきゃ駄目なんです」
俺はまるでコクられたような気分だった。
ピザ「1さんの生き方、好きですよ。失礼かもしれませんが、1さんみたくどん底から這い上がった人は強いんです。
それに、何より一緒に会社やるなら優秀で、目標に突き進める人がいいんですよ。」
全俺が泣いた。
全俺も泣いた。
ピザは年下に思えないくらい頼もしかった。
俺は「考えておく」との言葉を残して電話を切った。
一日考えて俺は決めた。
弁理士の資格をとってからピザの会社に入れてもらうこと。
二次の論述で落ちたら雇わないでくれ、ということ。
今までダメダメな俺だったけど、ピザには恩があるから、もし入社したら必死で働く、ということ。
ピザに伝えると、快諾してくれた。
「合格待ってますよ」と。
もうすぐ弁理士試験の論述が始まる。
調子に乗るわけではないが、自信はある。俺の試験には俺の人生とピザの人生がかかっている。
大げさな言い方だが、これくらいの強い気持ちでなければ受からないと思ったから。
馬鹿で、虚栄心を満たすためのプライドだけ高くて、他人を卑下してた俺。
ここまで変われたのはピザのおかげです。
ありがとう、キモピザ。
今日は弁理士試験の勉強の息抜きで休んでます。
質問スレにしときながら自分語りごめんよ。
勉強しろよカス
>>
フヒヒ、サーセンwwwww
いい話でおわっちゃったよ・・・
>>
何を期待してたんだよww
弁理士って受けるの理系の学生ばっかて聞いたけど
一から理系の勉強したの?
>>
一からっていうか、一応範囲の有機化学分野とかは一からだね。
あとわからないところはネットとか本屋で調べた。
選択科目は何?
>>
応用化学
そろそろ勉強再開します!
みなさん読んでくれてありがとう!
ではまたどこかで。
>>
乙。あーなんか試験やる気出てきたわ。あと二日しかないけど
キモピザ、俺と同じ大学じゃねーか…
俺が試験勉強だりーとか言いながらアイス食って2chしてる間も働いてんだろうな…
すげぇな…やっぱ出来る奴は違うんだな…
俺も勉強しなきゃ…!
勉強できる奴は本気だせばスゲーんだな
ビザみたいな奴が周りにいるとやる気出て楽しいよな
俺も独立できるように仕事・資格頑張るわ
>>
みんないろいろやる気があるんだな…
ニートと無職の間にはものすごい隔たりがあると言うことがわかった。
感動
なんだかんだで東大卒なだけあるな
ただの無職とはちがうわ
なんJ 2ch 5ch スレ まとめ 2ちゃんねる 5ちゃんねる